終わったら誰もがそっとうなづく。
終わったら誰もがそっとうなづく映画を見た。
映画館の空は現実の空とは似ても似つかない。真っ黒でどこまでも遠い闇だった。
外に出て、ビールの自動販売機を探す。
最近みかけなくなったとはいえ、まったくあまりにもなさ過ぎる。
やっと見つけてスーパードライを飲み、午前中からこんなに暑くて酔っ払った一日は、ひさしぶりだな、と思う。
それは2005年の六月のあの時以来だ。二交代勤務の工場勤めは、予想以上にきつく、週代わりで日勤夜勤日勤夜勤とやられた日には、もうテンションがたおちである。
ある日、日勤を五時で終えた金曜日に、俺はふっと町へ出た。
町には他愛もないもののおよそすべてがあふれており、このなかで格別の週末を過ごす者など、だれひとりいないような空気に満ちていた。それが2005年の6月であった。
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燃えていた。季節が燃えていた。
うだる。暑い。
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Q:Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
A:51.17GB
Q:Song playing right now (今聞いている曲)
A:six play(george benson)
Q:The last CD I bought (最後に買った CD)
A:OCTOCUBE「TRANSATLANTIC 8」
Q:Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
A:たま「さよなら人類」 最初に買った。
スパルタローカルズ「黄金WAVE」 すごくいい。中毒性が高すぎる。
ニューオーダー「ビザールラブトライアングル」 なんかきいちゃう。
フィッシュマンズ「いかれたベイビー」 いかれていた。
CAN「moonshake」 これはいやらしいですね。
Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
ジャクソン5
太陽の午後
口に出すということと、手を動かすということは、まったく関係のない出来事だ。
太陽の午後を無為に過ごし、虫の羽音や蛙の鳴き声に惑わされながら、窓一枚あけるだけでぐっと芳醇になる夜の音楽を聴き、さらにビールも飲む。
気持ちを整理する、思考を整理するということは、いつからか(おそらく10代後半)とてもつまらないことのように思えて、出来るのにしない、ということを続けていたら、だんだん出来なくなってきた。
こういうときは箇条書きだ。
・車がほしい
・バイクがほしい
これはとりあえずクリアしなきゃいけないだろう。欲望には二種類ある。義務的な欲望と、純粋な欲望だ。これは前者。
後者は難しい。
制約が多い。もちろんそれは時間的な。制約自体は、あってもなくてもそれなりに楽しくやっていけそうだが、時間的にとなると、モチベーションにかかわってくる。未来だ。
俺には未来がない。でも未来に制約だけはあるのだ。
OVYV!
やっぱ大黒さいこー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
廃れてしまった生活
デジタルディレイを買った。ギターもないのに、シールドもないのに。
明日は電池を買って練習に望まなければならない。
「ようするになんでもいいんだな」
と思ったりする。
「すっきりとシンプルに楽しい生活」
を送ることができるようになるとは、思っても見なかった。ただしそれは望んでなったことのようである。夢がかなったっていうのとは、ちょっと違う。
青年海外協力隊に入りたいと、最近たびたび思うことがある。募集要項をみると、俺にできそうなことはほとんど皆無だ。そんな中ひとついいのを見つけた。
「卓球の指導」
モロッコやらモンゴルやらシリアやら、よくわからん国ばかりだ。できれば初心者を中級車に育て上げる仕事がしたい。なぜなら、それは誰も政治的にならない範囲だからだ。
「当面の夢は」
それである。peregrineなんかにもお勧めである。
とかいいながら今、この瞬間、おっそろしくだるいのだ。