時々

JUNO2005-01-12

雪がめちゃくちゃに嫌味な粒で降っていた。そういやこんなでかい粒はめったにみない。これが西の雪なのだろうか。

雪景色は見慣れたもんですが、見慣れた中にもいろいろなあれがありますよ。私の恐怖体験というのがひとつあるんですが、それは実家の自分の部屋から夜寝る前に見る窓の外の雪景色です。街灯がちょうどぽつんとひとつあって、その光をさえぎるように雪がしんしんと隣の家の屋根に降り積もっていくという絵です。

これがものすごく怖い。なんでかはわからないけれど、家を出て正月に帰ったときにみると、それは一段と根深い恐怖に変わっている気がするのです。雪に囲まれて一年の三分の一を過ごしてきた18年間は、なんだったのだろうか。

雪を幼少期から体験するということは、人間の何かに影響する、とそんなはなしをくりきんとん氏と話したことがあったような気がします。氏が言ってただけかもしれないし、俺が思ってただけかもしれません。

最近結婚とか家庭とか老いのプロセスを考えて、大体世の中がどのように仕組まれているかをシミュレイトするのが趣味なんですが、それもわるくないな、と思う反面そこには存在できないという予感もひしひしとしてきていやな感じです。

そういうことを考えてぞくっとくる瞬間は。