実際にはいろんなことをしてきたのだろうが

何もしていないような気になる。家庭教師先の親御さんから電話が来た。二日酔いらしい。長男の進路が希望通りになったことで、一つ肩の荷を下ろしたのだろう。あとは激励の言葉を受け取りました。学歴なんかは無意味だと思うけど、やつはまああの高校の雰囲気に合っている。私立の特進なんかでがちがちに勉強させられるのは向いてなかっただろうという意味で、俺は嬉しかった。昼休みに向かいのコンビニで立ち読みをする私服の集団に紛れ込んでいて欲しいと、思う。だから親御さんには悪いけど、俺が喜んだ意味はちょっと違う。まあいいのだ。